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第18回千里メディカルラリー【後半】

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【メディカルラリーとは】

 

『医師・看護師・救急救命士がチームを組んで限られた時間内に
どれくらい的確に治療出来るかどうかを競う技能コンテストです。

 

スタジアム内の様々な場所にシナリオステーションと呼ばれる実際の現場を再現し、
各チームはステーションを順番に回り、評価・採点を行い総合得点で順位を競います』

 

東は茨城県、西は沖縄まで全国各地から20チームが参加されました。

7か所に設けられたシナリオステーションでは、何が起こるか事前に知らされていません。

会場はガンバのPanasonic Stadium Suita。

参加チームの皆さんは、ひたすら走る!救急救命に走る!シャッターのピントがまったく合わない(笑)

 

ガンバの試合中に観客席で人が倒れて応援の騒音の中、救助。

 

医療用の放射線機器を積んだ車が単独事故。
機器に注意しながらケガをした乗車員を助ける。

 

トイレに閉じ込められてカギが開かない。意識のなくなった高齢女性を救出。

 

自宅で倒れた高齢者の元へ。

 私が見た時はJICAチームだったので英語で対応されていました。

これから外国人観光者&労働者が更に増えることを考えると、
医療従事者は英語も話せないと対応できない…と実感しました。

 

大規模災害の現場。

「何か刺さってます!」「痛い!」「助けて!」という声がアチコチからあがる中、

誰を優先的に助けるか、一瞬で判断されます。

 

写真は電気がついた状態ですが、この後、電気が消えて真っ暗に。
ヘッドランプの灯りだけで、ガレキに埋もれた呼吸が止まりそうな人を助けに入ります。

匍匐前進でないと進めない場所で、的確な医療処置を施し、ガレキから引きずり出します。

 

様々な事例に的確に対応しながら的確に行動をして命を救うお姿に、

模擬訓練とはわかっていても、あまりにも尊く、感動で涙が出ました。

 普段、見ることの出来ないプロの技術を間近で見ることが出来て、とても勉強になりました。

 

知識・技術・体力・判断力・忍耐力・心…様々な能力が必要とされる「命を救う」というお仕事を選択された皆さんに、

心からの敬意を表します。

 

世界を守ってくださり、ありがとうございます。

 

もし機会があれば、来年はぜひ見学してみてください(#^^#)